【介護福祉士の取り方】受験資格から合格率の真実、働きながら一発合格を目指す合格への最短ルート

「介護の現場で働き始めたけれど、将来のために『介護福祉士』を取りたい」
「国家資格を取ると、給料や手取りはどのくらいアップする?」
「働きながら勉強を続けられるか不安。効率の良い試験対策やスケジュールの立て方を知りたい!」
介護職員としてキャリアアップを目指すなかで、誰もが一度は目標にするのが、介護業界において唯一の国家資格である「介護福祉士」です。
資格を取得すれば、専門知識とスキルの証明になるだけでなく、毎月の資格手当などによってお給料が大幅にアップし、正社員として長く安定して働ける確実な切符を手にすることができます。
しかし、「どうやって受験資格を満たせばいいのか分からない」「仕事をしながら勉強時間を確保できるか不安……」と立ち立ち止まってしまう方も少なくありません。特に最近の試験では合格率の変動や新ルールの導入などもあり、「難しくなってきているのでは?」と心配になりますよね。
この記事では、これからキャリアアップを狙う方に向けて、「介護福祉士 取り方」の基本から、最新の試験データに基づく「介護福祉士 試験 難易度」のリアルな実態、そして社会人が働きながら一発合格を勝ち取るための「受験資格」を満たすルートや賢い試験対策まで、分かりやすくやさしく徹底解説します。
目次
- 介護福祉士は「簡単すぎ」ではない?最新データで見る難易度と合格率
- 最も一般的なのはどれ?介護福祉士の「受験資格」と4つのルート
- 働きながら一発合格へ!仕事と勉強を無理なく両立する「賢い対策」
- 資格取得後の世界!「介護福祉士」を活かして手取りとキャリアを高める見極めチェックリスト
- まとめ:あなたの「一歩成長したい」という想いを、形にできる素晴らしい職場へ
介護福祉士は「簡単すぎ」ではない?最新データで見る難易度と合格率
「介護福祉士の試験は簡単だから誰でも受かる」という声を耳にしたことがあるかもしれません。確かに、他の国家資格(社会福祉士やケアマネジャーなど)と比較すると、介護福祉士の合格率は高めの水準で推移しています。
しかし、実際の試験内容や近年の動向を詳細に見ると、決して油断はできない「しっかりとした準備が必要な難易度」であることが分かります。
① 【最新データ】直近の合格率と「第38回試験」の衝撃
厚生労働省の発表によると、近年の介護福祉士国家試験の合格率は、およそ 70% 〜 80% 前後で推移していました。
しかし、2026年に実施された「第38回試験」では、これまでの傾向から大きな変化が見られました。
- 受験者数:78,469人
- 合格者数:54,987人
- 合格率:70.1%(前回から 8.2 ポイント減少)
表から分かる通り、ここ数年は 80% を超える「比較的受かりやすい年(ボーナスイヤー)」が続いていましたが、今回の試験では合格率が一気に 70.1% まで急減しました。
さらに注目すべきは、この年の合格基準点が「64点(正答率約 51.2%)」という、過去の平均的な基準(通常は 70点前後)よりも著しく低い点数に設定されたことです。ボーダーラインを大幅に下げなければならないほど「試験問題自体の難易度が非常に高かった(難化していた)」という事実を物語っており、近年は暗記だけで通用しない応用問題が増加傾向にあります。
📊 介護福祉士国家試験の合格率・推移一覧(過去5年分)
| 実施年(回) | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 合格基準点 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年(第38回) | 78,469人 | 54,987人 | 70.1% | 64点(満点125点) |
| 2025年(第37回) | 75,387人 | 58,992人 | 78.3% | 70点(満点125点) |
| 2024年(第36回) | 74,595人 | 61,747人 | 82.8% | 67点(満点125点) |
| 2023年(第35回) | 79,151人 | 66,711人 | 84.3% | 75点(満点125点) |
| 2022年(第34回) | 83,082人 | 60,099人 | 72.3% | 78点(満点125点) |
② 2026年から導入された「パート合格制度(科目合格制度)」とは?
介護福祉士試験の受験を検討するにあたり、知しておくべき最新の変更点が、第38回試験から新たにスタートした「パート合格制度」です。
これは、一度の試験で全ての科目に合格できなくても、特定の分野(パート)で基準点以上の成績を収めていれば、次回以降の受験時にその分野の試験が「免除」される仕組みです。
試験の全体の難易度が上がっている一方、こうした受験者の負担を軽減するセーフティネットも整備されています。そのため、「一度に全部覚えなければいけない」とプレッシャーを感じすぎず、複数年かけて着実に資格を取得するという戦略も可能になっています。
最も一般的なのはどれ?介護福祉士の「受験資格」と4つのルート
介護福祉士の国家試験を受けるためには、あらかじめ定められた「受験資格」を満たす必要があります。介護福祉士の取得ルートには大きく分けて4つの種類がありますが、社会人から挑戦する方の実に「約9割」が【実務経験ルート】を選んで合格を手にしています。
① 社会人が選ぶべき王道!「実務経験ルート」の条件
実務経験ルートから介護福祉士を目指する場合、満たすべき要件は以下の2つです。
- 介護等の実務経験が「3年以上(従業期間 1,095日以上)かつ(従事日数 540日以上)」あること
- 「介護福祉士実務者研修」を修了していること
この2点さえクリアしていれば、過去の学歴や職歴に関係なく、誰でも国家試験を受ける権利を得ることができます。
実務者研修の費用を安く抑える方法については「実務者研修の費用|最安で取る方法と働きながら通信で修了するステップ」で詳しく紹介しています。
② 転職しても、パート・アルバイトでも大丈夫!実務日数のルール
「今の職場の前に、別の施設でも働いていたけれど、合算できる?」
「パートタイマーとしての勤務だから、従業期間がカウントされないかも……」
このような疑問を抱く方も多いですが、安心してください。実務日数の数え方には、働きながら挑戦する人に優しい救済ルールが設定されています。
- 転職経験がある場合:これまでに働いた複数の介護施設の在籍期間や実際の出勤日数を、すべて合算して計算することができます。前の施設から「実務経験証明書」を発行してもらうことで、現在の勤務実績と足し合わせが可能です。
- パートや時短勤務の場合:雇用形態(正社員、派遣、パート、アルバイト)に関わらずカウントされます。また、1日あたりの勤務時間数(例えば「1日4時間だけ」など)は問われません。短時間でも実際に介護業務を行った日であれば、すべて「従事日数1日」としてしっかりカウントされます。
- 「見込み」での受験が可能:試験が実施される年度の3月31日までに、従業期間 1,095日、従事日数 540日をクリアする見込みがあれば、試験自体は1月に「受験資格見込み」として受験することができます。
💡 働きながら「0円」で実務者研修が取れる!資格支援制度のある優良求人
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働きながら一発合格へ!仕事と勉強を無理なく両立する「賢い対策」
「介護の夜勤や残業をこなしながら、どうやって試験勉強をすればいいんだろう?」
そう不安に感じるのはごく自然なことです。介護の仕事は体力が必要だからこそ、休日に机に向かう時間を何時間も確保するのは大変ですよね。
社会人が介護福祉士を一発で仕留めるための、無理のない「賢い試験対策」の進め方をご紹介します。
① 勉強開始のタイミングと「勉強時間の目安」
一般的に、介護福祉士に合格するために必要とされる勉強時間は約 250時間が目安と言われています。
これを無理なく日々のスケジュールに落とし込むなら、試験の約半年前(およそ7月〜8月頃)から少しずつ学習を開始するのがベストです。
- 1日あたりの勉強時間の配分例:
- 平日(勤務日):通勤時間や休憩時間のスキマ時間を利用して「30分〜1時間」
- 休日(公休日):「2時間〜3時間」
このペースを守るだけで、無理に徹夜をして体を壊すことなく、試験日までに必要な学習量を十分にカバーすることができます。
② 合格を引き寄せる!優先すべき試験対策の3ステップ
介護福祉士の国家試験は「125点満点」のマークシート方式で行われます。合格ラインを確実に突破するための勉強法は、以下の通りです。
- 実務者研修のテキストや授業を最大限に活用する
受験資格に必須となる「実務者研修」のカリキュラムは、国家試験の出題範囲と非常に高い割合で重複しています。そのため、研修を受講している時期から「今学んでいることはそのまま国家試験に出るんだ」という意識を持ち、レポート課題などを真剣に進めるだけで、基礎的な知識の約 7割 は自然と頭に入ります。 - 「過去問5年分」を徹底的に繰り返し解く
国家試験の最も効率的な勉強法は、参考書を1ページ目から丸暗記することではなく、過去問を解くことです。過去問を解くことで「問題の出題パターン」や「よく使われるひっかけの表現」に慣れることができます。間違えた問題の解説だけを重点的に読み直すインプットとアウトプットを繰り返しましょう。 - 「0点(科目群の足切り落とし)」を避けるための均等な学習
介護福祉士の試験には「全11の科目群のうち、すべての群で最低1点以上を得点しなければ、総得点が合格ラインを超えていても不合格になる」という足切りルールが存在します。
「医療的ケアは得意だけど、障害の理解はまったく勉強していない……」といった、極端な苦手科目の放置は一番の罠になります。難しい専門用語ばかりを深く掘り下げるのではなく、各科目の基本的な仕組みや代表的な定義をまんべんなく、浅く広く押さえておくことが合格への近道です。
資格取得後の世界!「介護福祉士」を活かして手取りとキャリアを高める見極めチェックリスト
努力の末に介護福祉士を取得すると、介護職としてのあなたの「市場価値」は劇的に跳ね上がります。
しかし、せっかく国家資格を取得したのに、その価値を理解せず、いつまでも給料が上がらない職場で働き続けるのはとてももったいないことです。
介護福祉士を取得した(または取得見込みの)際に、より高い待遇や安心の環境を自分で見極めるための、求人選びのチェックリストをご用意しました。
- □ ① 資格手当が「月額15,000円〜30,000円以上」支給されるか
介護福祉士を保有している職員に対する評価は、資格手当の金額に如実に現れます。手当が非常に低く抑えられている(数千円程度)ような職場は避け、資格取得の努力を金額としてしっかりと称えてくれる優良な施設を探しましょう。 - □ ② 「新・介護職員等処遇改善加算Ⅰ(最上位)」を完全に取得しているか
2024年に一本化された国の介護職員等処遇改善加算において、最高ランクの「加算Ⅰ」を取得している事業者は、国から最少額ではなく、最大額の処遇支援金を受け取って職員の給与を底上げしています。特に経験を重ねた国家資格者(介護福祉士)に対して、手厚く給料を上乗せしているホワイト施設を見極めるための最重要項目です。介護福祉士の資格手当を含めた給料相場については「介護士の給料相場|資格別・年収アップの実態」で詳しく解説しています。 - □ ③ 正社員(常勤)としてのキャリアパスが確立されているか
介護福祉士を持っていると、将来的に「サービス提供責任者」や「生活相談員」、「フロアリーダー(主任)」といった重要なポジションへのステップアップの扉が次々と開かれます。求人情報に「役職登用実績あり」「将来のキャリア形成に向けた定期的な面談・評価制度がクリアであること」が示されている職場を選びましょう。 - □ ④ 休日数や労務管理が適正で、年間休日「110日以上」あるか
どれだけ給料が高くても、人手不足で有休が取れず、夜勤明けの休みも保障されない環境では長く活躍できません。スタッフの人数にゆとりがあり、休日を確実に消化できる優良施設を検索軸に置きましょう。
このチェックリストに加え、求人票だけでは分かりにくい職場の実態を見抜くコツは「介護求人のブラック・ホワイト見分け方」もあわせてご覧ください。
まとめ:あなたの「一歩成長したい」という想いを、形にできる素晴らしい職場へ
介護福祉士の資格は、特別な天才でなければ取れない資格では決してありません。
「目の前のおじいちゃん、おばあちゃんを笑顔にしたい」
「もっと誰かの日々の役に立ち、必要とされる自分でありたい」
そう思って介護の現場で一歩ずつ経験を積み、研修を受け、試験に向き合ってきたあなたのすべての「優しく前向きな努力」が、毎月の安定した収入やキャリアアップという形としてダイレクトに結実する、極めてやりがいに満ちた国家資格です。
「資格支援の制度が整った、働きやすい職場で一から挑戦したい」
「せっかく介護福祉士を取ったから、資格手当や福利厚生が最高水準の職場でガッツリ稼ぎたい!」
そんなあなたの未来を叶えてくれる温かい介護施設は、あなたの住む街のすぐ近くに必ず存在します。
まずは一度、あなたの持つ資格やこれからの努力が、他の職場であればどのくらいの「高い待遇」や「安心のシフト」に生まれ変わるのか、自分の目で求人一覧をのぞいてみませんか?